ソケットツールとは、
ラチェットハンドルと様々な種類とサイズがあるソケットコマからなるホルト&ナットの脱着に使用する工具です。
自動車のエンジンルームのように、スペースが限られた場所でボルト・ナットを緩めたり、締め付けたりする場面で大活躍する非常に使用頻度が高い工具のひとつです。
ラチェットハンドルはボルトやナットにソケットをかけたまま回転させることが可能です。
その回転部にはギヤ機構を持っています。
差し込み角の回転方向は切り替えレバー(ボタンやツマミのものもあります)で行い、左右両方向へ回転させることができます。
ラチェットハンドルを選ぶポイントは、
ギヤ数
ヘッドの形状
空転時のスムーズさ
などが挙げられます。
これは作業性と密接に関係してくる要の部分です。
狭い場所での作業では、ギヤ数の多い丸型ヘッドが便利。
ただし、耐久性や高いトルクが欲しい場合は若干不安があります。
ひとつ言えるとすれば、
ソケットコマはソコソコのものでいいのですが、
ラチェットハンドルだけは、国産の「KTC」やアメリカの「スナップオン」など、いいものを選ぶ方が賢い買い物かもしれません。
ソケットレンチのメリット・利点は、
メガネレンチのように1回転ごとに差し替える必要がなく、
グリップを往復させるだけで、早回しによるスピーディな作業が可能となる点にありますが、それだけでなく、
スパナやモンキーレンチが使いにくい箇所で、強く回したい場面ではソケットレンチが大変便利です。
また、エクステンションバーやユニバーサルジョイントといったアクセサリーを組み合わせることによって、奥まった所にあるボルト&ナットや障害物を避けて角度を変えてトルクをかけたい時など、ソケットレンチの活躍の場はさらに広がります。
ソケットレンチには3/4、3/8、1/2などの種類がありますが、初心者の方が最初に使うなら3/8の国産メーカーのものからはじめるのがよいでしょう。