レンチの代表的なものは「メガネレンチ」と「コンビネーションレンチ」です。
メガネレンチは、ボックス部(両端のエンド部分)がボルトやナットを360度囲んで接触するためボルトを舐めにくく、強いトルクで回すことが可能です。
メガネレンチの両端のメガネ部は、それそれ異なるサイズのボックスが組み合わさっています。
(サイズは「14×17」のように表示され、単位はミリ。「5/8×11/16」のような表示の場合、単位は「インチ」です。この分数は、1インチに対してどの大きさかを表しています。)
メガネレンチの特徴として、
ボルト周辺の障害物を避けて回せるようにするため、先端部がオフセット(角度がつけられている)している点です。(オフセットレンチという別名もあるくらいです)
その角度は、15度、30度、45度、60度などがあります。
コンビネーションレンチ(コンビレンチ)は一方がメガネ(ボックス部)、一方がスパナ(オープンエンド部)の形状をしたレンチで、メガネレンチとの大きな違いは、オフセットしない形状。(つまりフラットなタイプ)
また、両端のサイズは同サイズになっています。
レンチ類の使い方の基本として、力を加えている時に万一抜けてしまっても怪我しないように、常に手前(自分の側)にトルクをかけるように作業することが重要です。