自動車メンテナンス・整備の基本

初心者のクルマいじり 工具の使い方DIY入門

エアクリーナーエレメント(エアクリーナーエレメントの働きについて)


エアクリーナーは、エンジンに送る空気をきれいにする働きをしています。
エンジンが空気を吸い込む力が非常に強いため、そのままでは砂などをもろに吸い込んでシリンダーやピストンを傷めてしまいます。

エアクリーナーエレメントが空気中の汚れや異物をろ過することで、エンジンの寿命を延ばします。
従って、エアクリーナーも点検と交換が絶対に必要なパーツのひとつです。
点検、交換は非常に簡単なので、是非、実施してください。

ただし、エアクリーナーエレメントはかなり寿命の長いパーツ。

特に、最近の新しい車の場合、エアクリーナーが80%くらい詰まってしまってもエンジンに悪影響を与えないしくみになっているといわれています。

従って、目視して確認できる汚れで交換が必要がどうかの判断に迷うことになるかもしれません。
自動車メーカーでは、4万㎞~6万㎞程度の走行距離での定期点検を推奨してるので、これに従って判断すればよいでしょう。

自動車メンテ エアクリーナーエレメントの構造(しくみ)


エアフィルターには乾式と湿式があります。

乾式のエアクリーナーエレメントは乾いているので、点検時にエアを吹き付けたり、エレメント部分を軽くたたいてやることである程度の汚れやごみを除去することができます。
(エアで吹き飛ばす際には必ずエンジン側から吹くようにします。)

湿式はオイルがしみ込ませてあり、ビスカスタイプと呼ばれています。
オイル分で汚れをキャッチするしくみで、点検時に汚れ分を取り除くことは困難です。

エアクリーナーエレメントの交換方法



エアクリーナーエレメントのボックスは通常フックで留められていますので、手で簡単に外すことができます。
フックを外したらフタが開きますので、中のフィルターを取り出します。
慣れていない方はこの時にエアフィルターの向きを覚えておくと、新品を装着する際に迷わずに済みます。
とはいえ、正しい向きにしか入らないはずなので、心配はいりませんが。。。

また、古いフィルターを取り除いたボックス内にもゴミやほこりが付着しているはずですので、ウエスなどを使ってきれいにしておきます。

あとは、新品のフィルターを装着してフタをしめたら完了です。

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