自動車は、電装部品のかたまりみたいなもので、バッテリーがその重要な役目を担っています。
バッテリーは常にベストコンディションでなければならないので、点検と交換がとても重要です。
ちなみに、「メンテナンスフリー」のバッテリーというのが近年増えていますが、これはバッテリー液が減りにくくなっているだけで、メンテ不要ではありません。やはり定期的な点検が必須となります。
そもそも、バッテリーとは、電解液と鉛の化学反応を利用して電気を充電したり、放電することができる電気の貯蔵庫です。
バッテリーは、停止したエンジンをスタートさせたり、オーディオやナビゲーションシステム、テレビなどのAV機器、ライト類、ホーンや、エアコンなどを安定的に動かすため、なくてはならないパーツです。
◆バッテリーの点検はなぜ必要なのか?
バッテリーに蓄えることができる電気は無限ではなく、当然、限界があります。
走行中は常に、エンジンの回転力を利用して発電が行われ、バッテリーに充電されていますが、満充電状態に達すると、電気エネルギーはバッテリー液の水分を電気分解し始めます。
これにより、正常なバッテリーであっても、バッテリー液はどうしても減少していくことになります。
定期的なバッテリーの点検をしないと、バッテリー内の極板の露出が起こり、バッテリーの寿命を縮めてしまう結果になります。