自動車メンテナンス・整備の基本

初心者のクルマいじり 工具の使い方DIY入門

カーオーディオの主なアイテム

アンプ
アンプの働きは、音声信号などを増幅させることにあります。
ヘッドユニット「30Wのアンプ内蔵」などの文字をよく目にしますが、付けているスピーカーの出力が120Wある場合でもヘッドユニットが30Wなので、30W分しか出力することができません。
そこで、120Wのアンプを増設すればスピーカーの最大能力を発揮させることが可能になります。

ヘッドユニット
これがいわゆるCDプレーヤーとか、DVDプレーヤーとか呼ばれているオーディオの心臓部。
デッキともいいます。
ヘッドユニットはアンプ内蔵のものも多くあります。



スピーカー
スピーカーという言葉はよく耳にしますが、カーオーディオのスピーカーという場合、正しくはミッドレンジを意味しています。ミッドレンジは中音域を鳴らします。
これに対して、高音域を鳴らすのが「ツィーター」と呼ばれています。
この2つがセットになった商品の場合、それぞれの音域を最適に振り分ける働きを持つ「クロスオーバーネットワーク」という装置が付属してます。

サブウーファー
ウーファーの役割は、ミッドレンジでは再生不能ないわゆる重低音を鳴らすことにあります。
ウーファーが再生できる音域は非常に狭く、重低音以外再生できません。

スピーカーケーブル
スピーカーケーブルは、アンプから各スピーカー、サブウーファーなどへ音声信号を送る役割をしています。

キャパシター
キャパシターとは、電圧を安定させる機械です。
キャパシターは蓄電していて電圧が何らかの理由で下がった時に電圧を加える働きをします。
バッテリーとアンプの間にセットして使用します。
キャパシターはなくてもオーディオのシステムは成り立つので上級者向きです。

オーディオケーブル
ヘッドユニットの裏側からアンプまで音声信号を送るのがオーディオケーブルの役割です。

ヒューズブロック(パワーブロック)
バッテリーからのケーブルを分配する部品がヒューズブロック(パワーブロック)です。
アンプを2つ使う時などに使用します。
過剰な電圧がかかった場合、ヒューズが飛んでシステムを保護してくれます。


◆車種別の配線コードとは
通常、車両側にはオーディオ用に2つのカプラーがありますので、ヘッドユニットの配線側もそれに合ったカプラーである必要があります。
車種別の配線コードキットを利用すれば、スピーカーの配線とオーディオの電源をカプラーに変換することが可能になります。

◆車速信号とバック信号とは
車速信号とは、クルマの速度を測る信号です。
カーナビなどを取り付ける際、この車速信号で目的地までの所要時間を計算します。

バック信号とは、バックギアに入れたことを認識させるための信号。
これは、バックカメラを装着する際、モニターを自動でバックカメラの映像に切り替えたりする時に大変便利。
最近の車はバックカメラの装着を前提として、バック信号がヘッドユニットの裏側に来ている車種も増えています。

カーオーディオの配線のしくみ

アンプの電源は直接バッテリーから配線します。(バッ直)
ヘッドユニットからの音声信号は、オーディオケーブルを使ってアンプへ引っ張ります。
アンプから各スピーカーへスピーカーケーブルを使って音声信号を送ります。

システムコントロール線(またはリモート線)とは、ヘッドユニットの電源を入れた時にアンプの電源を自動でオンにするための配線です。

ちなみにアース線は、車体の未塗装の金属部(ネジなど)に接続すればオーケーです。
塗装してあるネジに固定してしまうと、うまく通電しないことがあります。

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