自動車メンテナンス・整備の基本

初心者のクルマいじり 工具の使い方DIY入門

自動車整備の工具(ドライバー・スクリュードライバー)の使い方・選び方

ご存じのようにドライバーにはマイナスドライバーとプラスドライバーがあります。
ドライバーは一般的に「ネジ回し」のための道具。

自動車に使われているネジはほとんどが「プラス」のネジです。
(ただし、ホースバンド等、一部のネジでは「マイナス」のネジが使われいる車種も存在します。)



従って、ドライバーを揃える場合は必ず「プラス」、「マイナス」両方が必要になります。
マイナスドライバーは出番が少ないのでは?と思うかもしれませんが、
マイナスドライバーは、「ネジを回す」という使い方だけでなく、

コジったり、
先端部分で削ったり、
タガネがわりに使ったり、

といった使い方ができるので、意外と出番は多いのです。

ドライバーはネジの大きさに合わせて様々な種類、形状があります。
♯1・・・2~2.5mm
♯2・・・3~5mm
♯3・・・6~8mm

この3種類は欲しいところ。
また、長さについても、♯1・2は長短で2本ずつ、♯3は長いものが1本あればよいでしょう。

欲を言うなら、グリップ部分が貫通タイプ(柄の中を金属が貫通していてハンマーなどで叩けるタイプ)がおススメ。
貫通タイプのドライバーなら、頑丈であるばかりでなく、硬くて緩まなくなっているネジに打撃を与えて回すことが可能になります。
先端部分が磁石になっているものを選べば、ネジを落として紛失、といったトラブルを減らすこともできます。
マイナスドライバーの貫通タイプは、鏨(タガネ)として使うこともできます。


それと、持っていれば意外に便利なのが、

ミニドライバーセット」。

ホームセンターでよく目にするミニドライバーセットは、小型で内容も結構充実してます。
(車載工具としてクルマに積んでおいても邪魔になりません。)

ミニドライバーは内装外しの時など、ちょっとした作業に重宝します。
価格も千円もしないリーズナブル価格で手に入ります。(普通のドライバー一本分より安いかも?)

自動車メンテ(クルマいじり)に使う「ドライバー(スクリュードライバー)」

スクリュードライバー


ドライバーはどこのご家庭にも1本や2本は必ずあるでしょう。
自動車に使われているネジやビスはほとんどがプラスの2番。
自動車整備のために持っていたいドライバーは、

標準タイプのプラス
スタッビータイプ(柄の短いドライバー)のプラス
(共に2番)



ドライバーは、押しながら回すのが基本。
回す力より、押す力を意識しながら使います。

特に、プラスのネジの場合、先端がくさび状になっているため、
押す力が弱ければ、ドライバーがネジ溝に沿って浮いてしまいます。
これがネジ溝を舐める最大の原因で、カムアウト現象と呼ばれています。

また、サイズの違うドライバーを使うとやはり、カムアウトが起こってネジ溝を舐めることになりますので、必ず、回そうとするネジに合ったドライバーを使うことが基本です。


車のDIY工具 「ドライバー(スクリュードライバー)」の基本的構造、選び方

ドライバー(スクリュードライバー)の基本的構造は、

直接手で握って力を加える柄(グリップ)
ネジ山に差し込む刃先(先端部分)
刃先とグリップをつなげるシャフト

の3つに大別することができます。

「貫通式」と呼ばれるドライバーは、シャフトがグリップの中を貫通していて、ハンマーなどで打撃を与えることができるようになっているドライバーです。

ドライバーには様々なタイプがありますが、
ネジを保持して、落下を防止できる、先端が磁石になっているタイプや、ブラックタイプといわれる、先端の刃先に焼きを入れて強化したタイプなどがお馴染みだと思います。

また、グリップの形状には、刃先のバリエーション以上に種類が豊富です。
ドライバーを選ぶ際には、実際に握ってみて、フィット感や作業する上での回しやすさなどを確かめながら選ぶようにします。

自動車メンテ(DIY)に必要な基本的な工具は

★ コンビネーションレンチ(10・12・14・17・19mm)
★ ドライバー
    (標準タイプ+2番・スタッビータイプ+2番・貫通タイプのマイナス)
★ 3/8ソケットレンチのセット 
    (ラチェットハンドル・エクステンションバー75mm・150mm
      ユニバーサルジョイント・ソケットコマ(10・12・14・17・19mm))★ モンキーレンチ25mm
★ プラスチックハンマー
★ 鉄ハンマー
★ コンビネーションプライヤー20mm
★ 工具箱(ツールボックス)大きめのもの
    (スキルが上がるに従って工具も増えるので収納力のあるもの)

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