クーラントの日常点検では、ラジエター本体からの液漏れ、ラジエターにつながっているホース類、ウォーターポンプの劣化の有無、LLCの色(汚れていないか)などの確認を目視で行います。
日本車のクーラントは、ほとんどが鮮やかな赤か緑。
これが黄色っぽくなっていたら冷却水の劣化のサインです。
(ラジエターキャップを外す時は、必ずエンジンが冷えている時に行う)
冷却水の液漏れチェックも重要になります。
ラジエター本体だけでなく、ホース類の劣化または破損で漏れが発生している可能性もあります。
液漏れは、エンジンが冷えている時より、走行後のエンジンが適温に達している時に、目視で確認しやすくなります。
通常の点検では、冷却水のリザーバータンクを見て、液量を確認します。
エンジンが暖まっている時にはアッパー付近、冷えている時はロウワーより上をキープできていれば問題なしと判断してよいでしょう。
エンジンが暖まっている時は、水が膨張してアッパーレベルを超えている場合もありますが、リザーバータンクはこれを見越して余裕のある形状をしていますので、問題ありません。
重要なのは、エンジンが冷えている時にローワーレベルを下回っていないことを確認することにあります。