最初のネジザウルスは2002年に発売されたPZ-55というモデルです。
ペンチやプライヤーとしての機能もさることなく、特筆すべきは、
舐めてしまってドライバーではどうにも回すことができなくなったネジをガッチリ掴んで外すことができる点にあります。
錆びたネジ、潰れたネジ、固着してしまったネジなどでも、周囲を傷めずに回すことができます。
その後もネジザウルスは進化を遂げ、新型ネジザウルスが登場しています。
◆ネジザウルス XP PZ-56(2005年) ネジの適合サイズをより拡大したモデル
全長 175mm
材質 CR-V銅
硬度 HRC56±2
重量 187g
対応するネジ M1.7~M6
◆ネジザウルス M2 PZ-57(2006年) 小さいネジを回すことができるモデル
全長 120mm
材質 S58C
硬度 HRC56±2
重量 100g
対応するネジ M1~M2
◆ネジザウルス GT PZ-58
ネジの形状に関わらず回すことが可能になった最新型のネジザウルス
全長 160mm
材質 S58C
硬度 HRC56±2
重量 130g
対応するネジ M1.6~M5ナベ M2~M4トランスネジ
(ネジ頭径9.5mm以下に対応)
ネジザウルスの構造は
一家に一本、工具箱に入れておいて損はないこのネジザウルスGT。
普通、プライヤーの先端には横溝しかなく、引っ掛かりがないためにネジを掴んで回すと滑って外すことができませんが、
ネジザウルスには縦にも溝が掘ってある構造になっています。
その上、この横と縦に走る溝に加えて、ネジに噛みつくために必要な角度までが計算された設計になっているのです。
しかし、世の中の全てのネジにネジザウルス1本で対応するのは無理なので、必要に応じて各種類のネジザウルスを使い分ける必要もあるでしょう。
2009年 グッドデザイン賞
2009年 DIY協会会長賞
2010年 大阪ものづくり発明賞
2010年 大阪府知事賞
2011年 発明功労賞
2011年 ホビー協会賞